妊娠の準備〜妊活中の女性に伝えたいこと〜

皆さま、こんにちは!蒲田で8年間、漢方相談を経て、現在大森駅直結・漢方薬専門の仁和堂薬苑の中医師韓です。当院には、妊活相談でさまざまな患者様がいらっしゃいます。

私は、長年の子宝相談で妊娠実績200人以上の経験を基にして、今妊娠準備中或は妊娠中の皆さまに有益な中医学及び養生アドバイスを伝えたいと思っています。

子供が欲しい女性にとって妊娠はとても幸せなことです。もし健康な赤ちゃんを産みたいのなら、妊娠する前に妊娠するための事前準備[妊娠・出産のための知識、食生活の改善、運動など]が必要不可欠。今日は妊娠準備の為の養生法をご紹介しますね。

食生活の改善

①妊娠をしたいと思う三ヶ月前に少なくとも夫婦ともに食生活の改善を始めること。赤身肉や魚、卵や豆製品、新鮮な野菜やフルーツをバランス良く摂り、体にとって必要なたんぱく質や脂質、炭水化物、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補いましょう。

②偏食や食べ物の好き嫌いは控え、毎日使う食材の種類を豊かにしましょう。妊娠の準備をしている女性に積極的に摂ってほしいのは、体内に蓄積されにくい栄養素である葉酸や鉄分、カルシウム、亜鉛などです。また男性側には良質な精子を育んでもらうために積極的に摂ってほしいのは、ニラや牡蠣、うなぎなどの亜鉛とアミノ酸を含む食材です

③妊娠準備中の男女の毎日の摂取目安量は、主食が400〜500カロリー、野菜が500カロリー、肉類は150〜200カロリー、卵は1〜2個。豆製品は50〜100カロリー、牛乳500ml、ナッツ類20〜50カロリー。となります。

④ビタミンEを多く含む食材を積極的に摂りましょう。ビタミンEにはホルモン分泌を促す働きが期待されています。男性にとっては、精子のパワーを高め、女性にとっては卵子の発育をサポートし、流産の予防に働きかけます。ビタミンEを含む食材には、植物性の油、大豆、落花生、くるみ、ごまなどがあります。

健やかな卵子を育むためにできること

①生理期間中は、経血によって大量の鉄分が流れてしまうので、鉄分を多く補給すること。鉄分は卵子の栄養分には欠かせない栄養素です。鉄分を多く含む食材には赤身肉や豚のレバー、ほうれん草などが挙げられます。

②痛み止めの服用をできる限り控えること。痛み止めは大脳の神経細胞の働きを抑えます。そのため、痛み止めの常用は、神経中枢の働きを遅め、卵巣の働きを低下させ、卵子の活性化を抑えてしまいます。

③妊娠をしたくないときは、避妊をきちんとすること。人工流産を一回するごとに卵子の質を約6%下げるという研究データがあります。また流産も卵巣内の壁を薄くし、卵子の健康に影響を与えてしまうのです。

妊娠前に控えたい食べ物

コーヒー

コーヒーに含まれるカフェインは、女性ホルモンに影響を与えると考えられています。そのため、受精卵の子宮内での着床を抑制してしまうので控えましょう。

焦げたもの

食べ物を焼く過程で生じる焦げは、発がん物質があると考えられている【ベンゾピレン】を生成します。この物質には精子と卵子内に発生するDNAを傷つけ、受精卵に影響を与えます。

綿実油

ワタの種子を原料とした油脂。受精卵の着床に影響し、妊娠しずらくすると考えられています。男性にとっては精子の数を減らしたり、無精子を招いてしまいます。

お酒

お酒に含まれるアルコールは、胎児の奇形や智力の低下を招くと考えられています。

妊娠をするための心の在り方

女性の内分泌系は大脳の影響を受けやすいため、長い間、精神的な緊張や焦り、憂鬱感を感じてしまうと、卵巣機能の働きに影響を与えてしまい、排卵期を早めたり、もしくは無排卵を招きます。その結果、受精率を低めるので、妊娠をするためには以下のように心の在り方を整えるのも大事なことです。

焦らないこと

妊活中の多くの女性は焦りや緊張、憂鬱を感じやすいです。しかし、前述した通り、焦りや緊張、憂鬱は却って妊娠を妨げてしまうのです。また長いこと妊活をしている女性の中には、なかなか妊娠しないために、自分が不妊症なのではと恥ずかしさを感じてしまうかたもいるようです。恥ずかしさの心情によって病院にいくこともできず塞ぎ込んでしまい、自らの妊娠する力を下げてしまう場合も ‥。

自分の心に素直になってみる

妊活をしていて、焦りや緊張、憂鬱を感じたなら、一度妊活していることを忘れてみましょう。忘れて、外にお出かけしたり、自分のしたいことに挑戦してみるのです。外に出かけるよりもお家でのんびりしたい方は、好きな音楽を聴くのもいいですね。また悩んでいることを気の許す友人や親戚に聞いてもらったりするのもいいでしょう。

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