皆さま、こんにちは!浅草橋、蒲田で8年間、不妊症の漢方相談を経て、現在京浜東北線の大森駅直結・漢方薬専門の仁和堂薬苑の中医師韓です。
私は、長年の子宝相談で妊娠実績200人以上の経験を基にして、今妊娠準備中或は妊娠中の皆さまに有益な中医学及び養生アドバイスを伝えたいと思っています。
皆さまは基礎体温をつけていますか?
妊活する女性にとって自分の基礎体温を把握することは、
妊娠率をあげるためには必要不可欠なことです。
そこで、今日は正しい基礎体温の付け方について、ご紹介したいと思います。
そもそも基礎体温(BBT)とは?
基礎体温を測ることで、まずは自分の生理周期が分かります。
生理周期というのは、女性は平均28日間±7日間かけて月経期、低温期、排卵期、高温期と四つの期間を経て妊娠するための準備をしています。
通常女性の生理周期は平均28日間±7日間とお伝えしました。
その周期の中でだいたい3〜7日間が、低温期が7〜10日間、高温期が12〜14日間が理想とされています。ちなみに、低温期から高温期に変わる期間が、排卵期にあたります。
基礎体温をつけることで、自分の生理周期を可視化することができますので、正常な生理周期の場合には低温期のグラフ層と高温期のグラフ層は二相に分かれます。
たいてい不妊で悩んでいる方は、低温期が長すぎたり短すぎたり、高温期が上がりにくかったり、全体的にギザギザなグラフとなってしまうのです。
基礎体温のパターンと中医学的分析
基礎体温は毎日きちんと計測することでグラフという形で、自分の体の状態を読み取ることができますね。理想的なグラフの形というのは、①低温期と高温期の相がきちんと二つに分かれている。②低温期から高温期への移行が1〜2日以内に移行している。さらに、③高温期と低温期の差が0.3〜0.5℃あり、高温期が12〜14日間続いている。これらの三つのポイントがわかるグラフとなります。実際にグラフにすると以下のようなイメージとなります。
(WEBサイト『セイナヤ』より引用)
上記のようなグラフの形でない場合には、以下のようなパターンで現れることが多いので、ご自身の基礎体温表と照らしあわせてみて下さいね。
ゆっくり高温になるタイプ。特徴としては排卵日が分かりにくい。
→中医学的に瘀血、陽気不足の傾向がある。
高温期にも関わらず低温期が混じる。特徴としてはエネルギー不足の方に多い。
→中医学的に気虚、陽気不足
体温変動が激しく、ストレスがある方に多い。
→中医学的に肝鬱気滞
排卵するまでに時間がかかる。この場合には、血の不足や卵巣機能が低下している。
可能性が考えられます。
→中医学的に血虚、実寒、虚寒、気滞
高温期が短く、エネルギー不足や卵巣機能が低下している方に多いです。
→中医学的に気血不足、津液不足
体温が全体的に低く、卵巣機能の低下や体が冷えている方に多いです。
→中医学的に陽気不足
体温が全体的に高く、卵巣機能の低下やホルモン治療をしている方に多いです。
→中医学的に血熱、虚熱
卵巣機能や脳下垂体の働き低下により排卵できない。この場合にはPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の可能性も考えられます。
→中医学的に肝腎不足、痰湿、気滞血瘀
不妊症に悩まれる方の多くが、上記の8パターンに当てはまることが多いのですが、これらのパターンが複数組み合わさっている場合もあります。そのため、基礎体温をつけている方で、自分の基礎体温はどうなのか知りたい方は基礎体温表をお持ちの上、お気軽にご相談にお越しくださいませ。
●ご相談の流れはこちら→ 仁和堂薬苑漢方相談予約について
基礎体温の正しいつけ方
基礎体温をみれば、自分の子宮状態を読み解くことができるので、妊活中の女性にとって非常に大切だということが分かっていただけたでしょうか。ただし意外と基礎体温のつけ方を自己流に行なっている方もいると思います。
そこで基礎体温の正しいつけ方をご紹介しますね。
まず使う体温計は、熱の時に使う一般的なものではなく、微妙な体温差を感知してくれる婦人体温計を使うようにしましょう。
朝、目が覚めたら起き上がらずにベッドに横になった状態で舌の根元に体温計を入れて測ります。基礎体温を測ったら、きちんと基礎体温表に前日の数値と線で結び記録しておきましょう。
基礎体温を測るときの注意点としては、睡眠時間が6時間以下で寝不足のときなどは正確な数値がでない場合がありますのでご注意ください。
最後に不妊症の子宝相談には、中医周期調節法がよく使われますので、漢方相談の際には、基礎体温表をもってきて頂くことでよりスムーズなアドバイスをご提案することができます。
以上、本日は≪妊活のための基礎体温の付け方≫のお話でした。
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