皆さま、こんにちは!浅草橋、蒲田で8年間、漢方相談を経て、現在京浜東北線の大森駅直結・漢方薬専門の仁和堂薬苑の中医師韓です。
私は、長年の子宝相談で妊娠実績200人以上の経験を基にして、今妊娠準備中或は妊娠中の皆さまに有益な中医学及び養生アドバイスを伝えたいと思っています。
せっかく妊娠をして喜んだのもつかの間。
転んだわけでもなく、自分なりに気をつけていたはずなのに流産を繰り返している女性が、じつは結構多いのです。
当店にもこういった流産の相談は非常に多く、一般的に2回以上を「反復流産」、3回以上繰り返し流産をしてしまう方を「習慣性流産」または「不育症」と呼んでいます。
今日は「習慣性流産」または「不育症」についてのお話をしたいと思います。
習慣性流産の主な原因
「西洋的な解釈」
西洋では流産の原因を染色体異常によるものと考えていて、女性の年齢が上がれば上がるほどに、染色体異常は起きやすくなるとされています。また母体側の原因として、抗リン脂質抗体症候群などの自己免疫異常や甲状腺機能の異常による内分泌異常及びそれに伴う子宮奇形など母体側で何かしらの原因が発生したと考えることもあるそうです。
そのため習慣性流産が発生している場合には、流産を招く危険因子があるかどうかを調べるために、夫婦の染色体検査、自己抗体検査、子宮卵管造影検査、子宮顕検査を行なっていきます。検査をもとに、ホルモン分泌を整えるための薬や低用量アスピリン療法やヘパリン療法、子宮の形成術といった治療がおこなわれています。
「中医学的な解釈」
中医学では、習慣性流産の原因には、「気」と「血」の働きが低下していると考えています。受精卵や胎児を子宮にきちんと保つためには体のエネルギーでもある気の力が必要不可欠。そして、受精卵や胎児に栄養を運ぶのは「血」の働きですよね。そのため血が少なくなったり、または流れが悪くなってしまえば、子宮の中にいる赤ちゃんは安心して成長できなくなってしまうのです。
そのため、習慣性流産で悩まれている方は、自分の「気」と「血」の状態がいまどうなっているのか一度向き合うことをおすすめします。
ちなみに当店では、この「気」と「血」の考え方をもとに、漢方相談で、腎虚、脾腎陽虚、気血両虚、血熱、血瘀とさらに詳しくみていき、いまの状態に合わせた漢方薬を提案していくイメージです。
習慣性流産の場合によく使われる漢方薬
・気を補う…補中益気湯 ・血の巡りを促す…婦宝当帰膠 ・腎の気を補う…二至丸/双料参茸丸
当店は、妊活・子宝相談を得意としているので、上記の漢方薬の他にも体質に合わせて、さまざまな漢方薬があります。漢方薬で流産をしない体作りをしたい方はぜひとも一度、相談にお越しくださいね。
習慣性流産を予防する養生法
元気な赤ちゃんを生むためには、「妊娠したからもう大丈夫」ではなく、鉄分やカルシウムをはじめとした栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。胎児が安定する3ヶ月までは特に毎日の養生が必要です。例えば、気を補う黄耆(おうぎ)や血と気を補うなつめ、そして枸杞の実をお茶にして飲むのはどうでしょう?また妊娠時期の不安や落ち込みには、シベリア人参もいいですね。
習慣性流産で悩まれている方は、妊娠の度に不安になってしまうと思いますが、まずは心身を損なわないようにきちんといたわることからはじめませんか?
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