病院で検査を受けても「異常なし」と言われたのに、疲労感やめまい、動悸、不眠などの不調が続いていませんか?中医学では、検査数値には現れない身体のバランスの乱れに着目します。この記事では、原因不明の不調について中医学的な考え方や体質別の特徴、日常でできる養生法について解説します。
病院では異常なしと言われたのに不調が続くのはなぜ?
「血液検査も異常なし」
「MRIも問題なし」
「年齢のせいと言われた」
それでも、
- 疲れやすい
- 朝起きられない
- めまいがする
- 動悸がする
- 気分が落ち込む
- 眠れない
といった不調に悩まされている方は少なくありません。
現代医学では病気ではない状態でも、中医学では身体のバランスが崩れているサインとして捉えることがあります。
中医学が考える「未病」とは
中医学には「未病(みびょう)」という考え方があります。
未病とは、病気と診断される前段階のことです。
検査では異常が見つからなくても、
- 気の不足
- 血の不足
- 水分代謝の乱れ
- 気血の巡りの滞り
などが起きている場合があります。
こうした状態が長く続くことで、将来的により大きな不調へつながることもあります。
中医学で考える主な4つの体質タイプ
① 気虚(ききょ)タイプ
エネルギー不足の状態です。
【特徴】
- 疲れやすい
- 朝がつらい
- 声が小さい
- 風邪をひきやすい
- やる気が出ない
【養生法】
- 睡眠時間を確保する
- 朝食を抜かない
- 胃腸に優しい食事を心がける
おすすめの食材
- 米
- 山芋
- なつめ
- かぼちゃ
② 血虚(けっきょ)タイプ
身体を養う血が不足している状態です。
【特徴】
- めまい
- 不眠
- 動悸
- 集中力低下
- 顔色が白い
【養生法】
- 夜更かしを避ける
- 過度なダイエットを控える
おすすめの食材
- 黒ごま
- レバー
- 小松菜
- なつめ
③ 気滞(きたい)タイプ
ストレスによって気の巡りが滞っている状態です。
【特徴】
- 胸がつかえる
- ため息が多い
- イライラしやすい
- お腹が張る
- 気分の浮き沈みがある
【養生法】
- 軽い運動
- 深呼吸
- 散歩
- 趣味の時間をつくる
おすすめの食材
- みかん
- しそ
- ジャスミン茶
④ 痰湿(たんしつ)タイプ
余分な水分や老廃物が溜まりやすい状態です。
【特徴】
- 頭が重い
- むくみ
- めまい
- 胃もたれ
- 身体が重だるい
【養生法】
- 冷たい飲食物を控える
- 甘いものを摂り過ぎない
おすすめの食材
- はと麦
- 小豆
- 大根
- 生姜
原因不明の不調がある方におすすめの生活習慣
睡眠を整える
まずは十分な睡眠時間を確保しましょう。
胃腸をいたわる
中医学では胃腸は気血を生み出す源と考えます。
暴飲暴食や冷たい飲食物の摂り過ぎには注意しましょう。
軽い運動を続ける
ウォーキングやストレッチは気血の巡りを助けます。
頑張り過ぎない
真面目な方ほど、自分の不調を我慢してしまう傾向があります。
身体からのサインに耳を傾けることも大切です。
こんな場合は漢方相談がおすすめです
- 不調が3か月以上続いている
- 検査では異常がない
- 複数の症状が重なっている
- 疲れやすさが改善しない
- 自分の体質を知りたい
中医学では症状だけでなく、体質や生活習慣も含めて総合的に考えていきます。
よくある質問
検査で異常がないのに不調が出ることはありますか?
あります。中医学では未病と呼ばれる状態として考えます。
ストレスだけが原因なのでしょうか?
ストレスだけでなく、体力低下や睡眠不足、食生活なども関係します。
漢方相談ではどんなことを聞かれますか?
睡眠、食事、便通、冷え、月経、ストレス状況などを確認します。
漢方薬は病院の薬と一緒に飲めますか?
併用できる場合もありますが、服用中のお薬については事前にご相談ください。
不調が長く続く場合はどうすればいいですか?
症状によっては医療機関の受診も必要です。気になる症状がある場合は専門家へご相談ください。
まとめ
病院では異常なしと言われても、身体の不調が続くことは珍しくありません。
中医学では、その背景にある体質や身体のバランスの乱れに着目します。
原因不明の不調だからと諦めるのではなく、自分の体質を知り、生活習慣を見直すことが改善への第一歩となります。
仁和堂薬苑の漢方相談
仁和堂薬苑では、疲労感やめまい、不眠、動悸などの原因がはっきりしない不調についてもご相談を承っています。
お一人おひとりの体質や生活習慣を丁寧にお伺いしながら、中医学の視点で身体の状態を見立てていきます。
長引く不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。








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