仁和堂薬苑

皆さま、こんにちは！蒲田で8年間、漢方相談を経て、現在大森駅直結・漢方薬専門の仁和堂薬苑の中医師韓です。当院には、妊活相談でさまざまな患者様がいらっしゃいます。
私は、長年の子宝相談で妊娠実績200人以上の経験を基にして、今妊娠準備中或は妊娠中の皆さまに有益な中医学及び養生アドバイスを伝えたいと思っています。

今日は漢方薬の飲み方についてご紹介したいと思います。

皆さまは漢方薬を飲んだことはありますか？

一般的には漢方薬と聞くと、おそらく「苦そう」、「面倒そう」などと、意外にも厳しい意見が聞こえてきそうです……。

が、じつは漢方薬にも種類があり、自分の体質や生活スタイルに合わせて飲んでいただくことが可能なのです。

今日は漢方薬に興味はあるけれども、「何から選んでいいのか」、「何を飲んだらいいのか」が分からずに、結局漢方薬を始められずにいる方のために、漢方薬の基本の”き”である漢方薬の飲み方についてご紹介したいと思います。毎日の健康作りをしたい方、慢性的に不調を抱えている方、是非ともチェックしてみてくださいね。

漢方薬の種類

漢方薬には、皆さまも耳にしたことのある「葛根湯」という名前のものから、「加味逍遙散」、「八味丸」という名前のものまであります。湯、散、丸など漢方の名前についている言葉は実は最初に剤型からの専門語です。これは漢方薬の剤型によって分けられ、飲み方も変わってきます。さっ種類別に見ていきましょう。

湯剤（煎じ薬）

湯剤は、生薬を適度な大きさに刻み、いくつか組み合わせてお湯に入れ、ぐつぐつ煮出して飲むタイプの漢方薬です。煎じるので、やや時間と手間がかかりますが、どの剤型の漢方薬よりも効果を感じやすいです。

散剤

散剤は、生薬を粉末上に加工し組み合わせて飲むタイプの漢方薬です。湯剤に比べて、煎じる必要がないので、すぐに飲むことができて、急を要する時にも頼もしい存在。お湯やお水で少しずつ服用していきます。

丸剤（錠剤）

丸剤は、散剤同様に生薬を粉末にし、蜂蜜などを混ぜて丸く練り固めて飲むタイプの漢方薬です。漢方薬の中では、比較的おだやかに効果を発揮するのが特徴。他のタイプの漢方薬よりも保存に優れます。

エキス剤

漢方エキス剤は、現在最も一般的に使われているタイプの漢方薬です。散剤と違うのは、生薬をそのまま粉末にしているのではなく、目的に合わせて組み合わせられた生薬を一度煎じた液の中から、エキスとなる成分を抽出し粉末に加工している点です。エキス顆粒剤を飲むときには、お湯を注ぐだけで飲めるので、携帯にも便利。

その他剤型

その他、お年寄り、子供や胃腸弱い方に向けな膏剤、シロップ剤などもあります。

いかがでしたでしょうか？漢方薬といっても、剤型別に分けることができるのです。日本で一般的に使われているのが、最後にご紹介した「漢方エキス剤」です。そこで、この「漢方エキス剤」の正しい飲み方についても、ご紹介いたしますね。

漢方薬の正しい飲み方

基本的な飲み方はとっても簡単です。漢方エキス剤に約100~120mlのお湯を溶かして飲みます。飲んだ後のコップなどの底にエキス剤の残りが沈んでいたら、それも飲みきってくださいね。飲むタイミングは、生薬の成分がよく吸収できるように基本的に食前か食間です。「え、お薬って基本的に食後じゃないの？」と思われた方。一般的な西洋薬は、胃などの消化器系への副作用を緩和するために食後に飲むのがベストとされていますが、漢方薬の場合には、消化器系への副作用が出ないよう生薬が組み合わせられているので、食前や食間での服用が可能というわけです。どうしても、胃腸が負担を感じる方には食後に飲むことをしましょう。

さて、漢方薬には、苦いというイメージがつきものですが、皆さまは「良薬は口にうまし」という言葉を耳にしたことはありますか？これは飲む人の体質や症状に漢方薬がきちんと適していた場合、苦いどころから、美味しいと感じるのです。そのため、どうしても飲めない漢方薬が処方された場合には、そのことを漢方の先生或いは登録販売者など専門家に伝えてみるのもおすすめです。

漢方薬を飲む時の注意事項

①生魚、生ハム、生肉など絶対避けてほしいです。②強い香辛料や辛い食べ物を避けてほしいです。③コーヒーや紅茶などカフェインが多い飲み物と一緒に飲まないでください。

他の注意事項もありますので、漢方相談後に専門家の先生からアドバイスを教えてもらいましょう。

最後に、副作用についてですが、西洋薬に比べると副作用は少ないと考えられますが、西洋薬同様に薬効がるので、全くないということはありません。体質に薬が合っていない場合には、吐き気や食欲不振などが生じるので、少しでも違和感を感じたら、すぐに漢方の先生、薬剤師や医薬品登録販売者など専門家に相談しましょう。

いかがでしたか？今日は漢方薬の正しい飲み方について、お伝えしました。仁和堂薬苑でも、煎じ薬から、丸剤、漢方エキスなどをご用意しており、種類にもよりますが、およそ1日180円〜から始めることが可能なので、何かご自身の体調で気になることがありましたら、お気軽に漢方相談に来てくださいね。

 
LINEオフィシャルアカウントやっています！
《LINE友達だけの特典》

①お得なクーポンが貰える！
②LINE内にて漢方相談が出来る！
③韓先生から中医学情報が届く！

是非お気軽に、お友達になってくださいね (^ ^#)