仁和堂薬苑の特徴

漢方薬と鍼灸の力で皆様の「健康」と「幸せ」をサポートします。

   
仁和堂薬苑では本場の中国から来た中医学を精通する先生が一人ひとりの不調と悩みに真摯に向き合い、最適なアドバイスとその方の体質合う漢方薬と鍼灸治療を提供し、地域の皆様の「健康」と「幸せ」に協力させて頂きます。

漢方相談中医学アドバイザーの紹介

苑長:韓雅仁先生(漢方歴22年)

院長:韓 雅仁先生(漢方歴20年)

国立長春中医薬大学卒業、中国医師免許
世界中医薬学会聯合会手法専業委員会常務理事
世界中医薬学会聯合会小児推拿専業委員会常務理事
得意分野:不妊症、婦人科系、胃腸障害、不眠、腰痛、神経痛、自律神経失調症、皮膚病、癌ケア。
所属: 世界中医薬聯合会日本中医薬研究会日中伝統医薬学会
世界中医薬学会聯合会中医手法専業委員会常務理事。
世界中医薬学会聯合会小児推拿専業委員会常務理事
袁 世華先生(韓雅仁先生の恩師であり、日中伝統医学の交流のため長年貢献しております。)

日本新潟薬科大学特別招聘教授・ 国立長春中医薬大学教授

所属:世界中医薬連合会老年医学専業委員会副会長・日中伝統医薬学会名誉会長

中医学(漢方)の気・血・津液(水)

漢方では、生体機能を担っている基本的な構成成分として、気・血・津液(水)の3つの要素を考えています。 体の自然治癒力を高めるためには、気・血・水の量のバランスを良くし、循環を良好な状態にすることが必要条件と考えています。 気は人体のすべての生理機能を動かす生命エネルギーであり、血・水は体を構成する要素です。 血は血液に相当し、水は体液やリンパ液など体内の水分であり、気のエネルギーが原動力になって体の中を循環しています。 気を陽気、血・水を陰液と呼んでおり、陽気と陰液をあわせたものを「正気」といいます。正気は、自然治癒力を働かせる原動力と物質的基礎であり、病気の原因となる「邪気」と対抗する人体の抵抗力や生命力を示す概念です。

 

正常な人体では、気(生命エネルギー)と血・水(体を構成する要素)が、いずれも過不足なく、しかも滞りなく生体を循環することによって、生命現象が正常に営まれます。気・血・水の量のバランスがよく、循環が良好であると、体の新陳代謝・生体防御力・恒常性維持機能が十分に働いて、体の自然治癒力が高まります。

 

例えば、不妊症・婦人科疾患や、ガンケアなども、気血津液を整えることで快方へ向かうと考えます。 体調に関して気になることがございましたら、一度、仁和堂薬苑へご相談にいらしてください。

 

▼ 気・血・水(津液)についてもう少し詳しくみる ▼

中医学(漢方)の気・血・津液(水)

気とは

「気」とは、私たち人間の活動や運動を支えるエネルギーの源。 体を動かしたり、温めたり、体の抵抗力を維持するのに関係しています。 西洋的にいうと、基礎代謝のようなイメージになります。

気虚(ききょ)/ 気が不足すると・・・ 疲れやすく、体がだるかったり、反対に汗をかきやすかったり、食が細く胃もたれしやすくなります。女性の場合には、生理の時期になるとより一層だるさを感じやすくなります。

気虚(ききょ)の養生法・・・ 基本的にエネルギーが足りていないので、必要以上に気の消耗をしないようにしましょう。=過労や夜更かしは厳禁。また胃腸が弱い方がおおいので、野菜を食べるときには、生ではなく火が通った状態で食べるのがおすすめ。

気滞(きたい)/気が滞ると・・・・・・ 本来は体内を巡るはずの気が滞っているので、イライラしたり怒りっぽくなります。そのほか、胃が張ったり、げっぷやおならが多い、生理不順などの症状も気滞に影響します。

気滞(きたい)の養生法・・・ イライラや緊張によって気の巡りが悪くなるので、リラックスして過ごす時間を作りましょう。イライラする場面では香りの良いお茶、ジャスミン茶・ハーブティー、緑茶などを積極的に取り入れましょう。食材としては、セロリや春菊、柑橘系の果物もおすすめです。

血とは

「血」とは、血液のように全身を巡り、臓器や組織に栄養と潤いを与えてくれるものです。また精神的な安定にも関係します。

血虚(けっきょ)/血が不足すると・・・ めまいや立ちくらみを感じやすくなります。また女性の場合には、爪が割れやすくなったり、髪がパサパサしたりします。経血の量が少ないといった症状もまた血虚の現れとなります。

血虚(けっきょ)/の養生法・・・ 頭や目を使う作業は、血を使うので、どうしても長時間となる場合には、適度に休憩をはさみましょう。血の源になる食事を疎かにしてはいけません。そのため血を補うほうれん草・レバー・レーズン・黒ゴマ・豚肉などを積極的に摂りましょう。

瘀血(おけつ)/血が滞ると・・・ 肩こり・頭痛・腰痛など、体の不調につながります。女性の場合には、生理痛、経血に塊が混ざったり、肌にシミが表れやすくなります。

瘀血(おけつ)の養生法・・・ タバコは血の巡りを悪くするので、禁煙をしましょう。また日頃からストレッチをしたり体をを動かすことが大事です。食事の面では、血の巡りを良くしてくれる辛味野菜や小豆、青魚がおすすめ。

水とは

血以外の水分や汗、涙、リンパなどの体液のこと。そのため水分代謝と関わっています。

陰虚(いんきょ)/水が不足すると・・・ のぼせや手足のほてりを感じやすくなります。汗が多く、のどが渇きやすい、また経血量が少なかったり、おりものの量も減ります。寝汗を感じる方もいます。

陰虚(いんきょ)の養生法・・・ 過労や夜型の生活を見直しましょう。夜11時までに寝ることも大事です。食事の面では、水分が多く含まれるスイカ・梨・ライチ・トマトなどがおすすめ。反対に刺激物や香辛料は控えたほうがいいです。

痰湿(たんしつ)/水が滞ると・・・ 体内に余分な水分が溜まると、水太りを招いたり、1日中眠気に襲われたりします。女性の場合には、水っぽいおりものも特徴のひとつとなります。

痰湿(たんしつ)の養生法・・・ 毎日の入浴をシャワーだけでなく、湯船に入ったり、運動をして汗をかき、溜まった水分や老廃物を排出することを心掛けましょう。食事の面では、冷たいものや甘いもの、脂っこいものを控えましょう。飲み物については、アルコールや清涼飲料水も胃腸に負担をかけるので、やめましょう。反対に、雑穀類や海藻類類、根菜類、こんにゃくがおすすめ。

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